それで、コンピュータはどう動くの?

単純なゲートから汎用計算機まで
それで、コンピュータはどう動くの?

著者: J・クラーク・スコット、チ・ユロク(翻訳)

評価:

ページ数: 344

出版日:

読書期間: ~ (30日)

カテゴリー: 国内書籍, IT・モバイル, コンピュータ工学, コンピュータアーキテクチャ

Yes24で本を見る

読むきっかけ#

コンピュータをもっと勉強して理解したくて選んだ本です。
開発者としてソフトウェア側ばかり調べていたのですが、ハードウェアはどう動いているのか気になって読み始めました。トランジスタ、ゲート、CPU、DRAM、GPUなど多くの装置がコンピュータを構成していますが、この本はとても基礎的な単位から城を積み上げるように説明してくれるので良かったです。

読みながら#

この本は読めば読むほど、著者が概念やハードウェアの動作方法を読者にわかりやすく説明するために本当に努力したことがわかりました。読んでいるだけで気分が良くなる感覚がありました。
人々はレジスタやCPU、RAMなどがどう動いているか知らないし、動作方法を理解するのが難しいですよね。
現代的な装置ではないにしても、各装置をとても小さな単位から作ってみることで、内部ゲートがどうつながっているかを学ぶことができました。

image

本の中で8bit用制御装置を作る例を見せながら、クロック、ALUなど制御装置に入る部品を一つずつ説明してくれます。そして完成した制御装置の例が上の画像です。とても小さな制御装置でも回路がものすごく複雑なのに、最近の64bit CPUはどんな形なのか気になりました。YouTubeを探してもIntelやAMDチップの回路を見せる動画はないようでした。

image

上の画像は制御装置が含まれた8bitのCPUの姿です。最初からこのように見せるのではなく、装置を一つずつ説明してくれるのですが、すべてを理解できたわけではないものの、本当に親切に説明してくれて温かい気持ちになりました。もちろんこの回路図は実際のCPUとは構成が異なる場合があると説明されていますが、コンピュータとして動作する作業は実行できると書かれています。

読み終えて#

私にとってはCPU設計の部分から難しくなりました。それまでは頭の中でイメージでき、動作が一つ一つ進むのが理解できたのですが、バスが接続されてデータが移動するのが一瞬で起こるため、CPUに入っている装置とバスでつながる回路図を見るとめまいがしました。どこからどうつながっているのか頭の中で簡単にイメージできませんでした。
YouTube - CPUはどう動くのか?の動画を見ながら理解度を高められそうです。

途中から大変でしたが、読み終えてからもう一度時間を取って見ると良い本だと思います。ハードウェアの基本的な内容を扱っているため、必須の知識を教科書のように堅苦しく説明せず、すべてのステップを本当に親切に説明してくれて良かったです。

難しく複雑な本でしたが、一言で言うなら

とても温かい本です。

今回この本を読みながら感じたのは、登山をしているような感覚でした。本当に一ページ一ページ読むのが大変で、まだ頂上まで遠いように感じましたが、振り返ると結構登ってきていて、また力を出して進める気持ちになれました。

コンピュータに関心がある方、学びたい方はぜひ一度読んでみてください。この本を読んで悩んでいる問題に直接的な助けにならないかもしれませんが、問題を違う角度から見る視野が広がるかもしれません。